適正/推奨すいみん
て き せ い / すいしょう


それでどれぐらい寝ればいいの?


年齢や性別でも違いがあり、
個人差が大きいので、一概(いちがい;みなひっくるめて)にいえませんが、目安があります。

めやす1
● 昼間眠くないこと
日中眠くて眠くてたまらない、眠気でぼーっとしてしまう、などの状態は、睡眠が足りていないサイン。いつもそんな状態だとそれが普通と思いがちですが、実際は足りていない可能性が高いのです。

ピッカーン

めやす2
● 目覚めが爽快(そうかい)で、
日中気分良くいられること
よく寝られる(すぐに寝付く、深く寝られる、適正時間寝られる、夜中に目覚めない)と当然ながら目覚めも快適です。それだけで1日気分良く過ごせます。
こちらが厚生労働省が示した推奨睡眠時間です。
🔹2023年に出された推奨(すいしょう;のぞましいく、おすすめできること)時間です。
幅が大きいのは、それだけ人によって違いがあるということですね。

健康づくりのための睡眠ガイド 2023
ちなみに
アメリカの睡眠財団が出している推奨睡眠時間は次の通りです。
🔹この推奨時間は、アメリカの睡眠財団が健康と睡眠時間に関するさまざまな研究結果をもとに割り出したものです。
これは欧米人の推奨時間で区分が細かいので目安の一つとなります。

2015, National Sleep Foundation

睡眠負債って?


🔹日々の睡眠不足がたまってしまう状態をお金や品物を借りることを意味する負債(ふさい)にたとえた表現です。知らず知らずのうちに睡眠不足(借り?)がたまってしまうことは、忙しい現代人にとってむしろ普通のことかもしれません。



成人は7〜9hが推奨時間だから、最低の7時間としても、11時に寝て6時に起きる計算か・・・

ところが実際は・・・平日の睡眠時間5時間程度しかとれないなんてことがザラ・・・

差が2hなら3〜4日で一日分睡眠時間が足りないって計算になるじゃん!
🔹しかし一方で、仕方がないではすまされないほどの弊害(へいがい;害となること)があるともいわれています。個人でいえば、6時間睡眠を1週間続けた後の認知パフォーマンスは、一晩の徹夜した後のパフォーマンスと同程度であったことを示す研究もあり、またさまざまな病気のリスクを背負うことになります。居眠りが原因の事故など人命にも経済にも打撃を与える惨事(さんじ;いたましい事件や出来事)が実際に起こています。また後述(こうじゅつ;後でのべる)するプレゼンティーズムの問題など、多大なる経済損失が試算されており、睡眠負債の問題は決して小さくない問題だといえそうです。
そして特に18歳未満のお子さんは要注意!

将来の基盤となるからだと心を作る大事な時期です。この時期の睡眠は、大人が日々とっている睡眠以上の役割があると考えられます。
🔹小中高生の睡眠時間と身体不調、不安、学業や非行などとの関連を調べた研究はたくさんあり、そのほとんどは睡眠時間が短い(不足している)ことと体調の悪さ、精神的な不安定さ、学業成績の悪さ、攻撃性(こうげきせい;相手を傷つけようとすること)などと関連があることを報告しています。
🔹それぞれの人にあった適正睡眠時間を割り出すことは難しいですが、睡眠日誌をつけることで個人に合った睡眠時間のおおよその見当がつけられます。

🔹まずは
・布団(ベット)に入った時間、
・それから何分くらいで眠れたか、
・夜中に目が覚めた回数、
・よく眠れたか、
・何時に起きたか、
・日中の眠気、集中力等
などに注意してみましょう。できれば日誌を1週間、可能ならば2週間程度続けます。
何時に寝て、何時に起きるパターンがもっとも調子が良い、
日中いきいきと活動できるか
ご自分の睡眠パターンをさぐってみましょう。
🔹もしスマートフォンなどの操作に慣れた方ならば、睡眠用のアプリなどが便利で使いやすく、おすすめです。
🔹ご自分の中にある「良いの睡眠パターン」に近づけるように、生活スケジュールを考え直さないといけないかもしれせん。
日中も眠くなく、充実した時間が過ごせるようになれば、能率もあがります。

🔹十分な睡眠が取れないことあって、翌日に疲れが持ち越されてしまい、起きているのに寝ているような状態で過ごすことをプレゼンティーズム(presentism)というそうです。

🔹ついついゲームや動画が面白すぎて…、友達とチャットしちゃって…3時、4時まで夜更かししてしまった…はたまた遅くまでの残業…飲みすぎてしまった…運動不足や悩み事があって寝ても疲れが取れないなどなど、どうしても次の日の朝が厳しいですよね。